魔道祖師 完結編3話感想 戻らない時

コメ無しで見たときはよくわかんなかったのであまり感情移入出来なく「???」状態だったけど、コメありで見て内容わかるとうるっときた。

てかコメないと今回の話わからんわw

 

阿箐強い子

阿箐すごい胆力だな。目の前に刃トラップなんて思わず反応してしまうだろ。

そしてその恐怖を転んだ痛みで泣いてる風に装って隠してるという。

あんなゴロツキと二人きりで、しかも盲目の振りしていなけりゃいけないなんてすごい怖いわ。

 

阿箐はこの事件の後、薛洋に殺されたのだろうか。阿箐が名前言ってなかったらあの生活続けられたわけだしな。

 

大根食べる時の「あーーーーーーーーーんw」が結構好き。

傘振り回して笑ってるとこから続いてたから最初何かと思ったw

 

見た目似てる人多い

1話で耳元でささやいてた人物(薛洋)と宋嵐の見た目が似てたから勘違いしてた。

2話で宋嵐が操られた状態となって魏嬰たちを襲ってきたときは「犯人死んでるのか!?」と思った。2話の最後は「このとき犯人死んだのか!?」と。

しかしコメ見て「こっちの襲ってきたやつが親友だったのか」と思い、2話の最後は「探していた人物が~」とかコメ書かれてて「倒れてたの親友だったのか!?いや、犯人の方か!?」と思ったが薛洋でしたね。(仇を探してたのか親友を探してたのかわからなかった)

 

てか3話まで薛洋の姿が登場してなかったのが悪い。いや回想で出てたけど、ささやいてたとこは少しだけだったし髪の毛下ろした状態だから宋嵐に似てたし。

しかも3話ではポニテ状態で出てくるし。しかもポニテ状態だと魏嬰に似てるという。

曦臣兄さんと藍湛も見た目そっくりだけど、あっちは表情の違いで見分けついたからな。思追と景儀も性格で見分けてた。

でも魏嬰と薛洋は性格も境遇も割と似てるので、魔道祖師よく知らない人に「こっちが魏嬰だよ」と言っても信じてしまいそうなくらいには似てると思う。

というかEDの曦臣兄さんたち3人映ってるとこも、最初見たとき真ん中に映ってるの金凌かと思ったわ。

日本の作品の、髪の色カラフルだったり奇抜な髪型とかって見分けるのに本当役立ってたんだなと改めて思う。

 

崩壊した関係

子供の頃の話を聞いて、薛洋のために夜狩に行くときは飴を置いてくようになった暁星塵。

そんな風に優しくされたことなどなかったのだろう。

飴の話をしたのは気まぐれだったのか、一族皆殺しの復讐につながってるから話したのか。どちらにせよ、これがきっかけで薛洋にとっては予想だにしない心境の変化に繋がってしまった。

 

というか二年も一緒に居たのかw

その間にも生きてる人間を殺させて着実に暁星塵への復讐をしていたのだろうが、いつ明かす気だったのか。暁星塵が「自分は生者を殺している」と気づかなければ意味はない。

ずっと黙っていたのは、言ってしまえばこの関係が終わってしまうから。

復讐のために暁星塵と共にいる、俺の復讐はこんなもんじゃない、もっともっと罪を犯させるために傍にいるんだ、という名分が無いと一緒に居たい理由がわからないからだろう。

 

しかしバレてしまった。もう戻れない。

だから全てを話した。騙していたこと、暁星塵がどんな罪を犯してしまったのかを。

もう自分に優しく接してくれることはない。ならばこんな酷いことをした自分に復讐するために、自分をずっと憎んで追ってきてくれるだろうと。自分がそうであったように・・・。

しかし暁星塵はそうしなかった。全てに絶望し、自ら命を絶った。

 

「・・・死んで好都合だ。死んでこそ俺に従う」と言ったのは自分に言い聞かせてたのだろう。それに薛洋は死んだ者を操るので、その状態だとしてもずっと自分と一緒に居てくれるだろうと。

でも生きることに絶望した暁星塵は、夷陵老祖の力を持っても目を覚ますことは出来ない。

どんな形でさえも、暁星塵に再び会うことは叶わなかった。

 

真実を知るとき

コメ無しで夜狩のとこ見たときはわからなかったけど、あれ死者じゃなくて生者だったのか。

 

宋嵐が薛洋と戦ってるとき何で口抑えてたのかと思ったが、このとき舌切られてたのね。あの状態で舌だけ切るなんて器用だなw

てか暁星塵が来るとわかってて舌を切ったのか。えげつな・・・。

宋嵐刺したとき暁星塵が辛そうな顔に見えたので、知ってて刺したのかと最初思った。宋嵐が既に屍になってるからこれ以上罪を重ねる前に・・・とか。

 

てか一族皆殺しはチャンピンとかいうやつのところで、親友の家ではありませんでしたね。

暁星塵が親友の仇を討つため薛洋探してたのかと思ってたが、親友の方が暁星塵探してたのか。

しかし暁星塵は耳元でささやかれてたはずなのに声覚えてなかったんか?と思ってたけど、声変えてたみたいですね。

 

宋嵐の後悔

最後の宋嵐の「すまない・・・。君に過ちは無い」は、親友に目を譲ったこと、一般人を殺してしまったこと、親友を殺めてしまったこと、についてだろうね。

 

暁星塵は人々を守るために屍を退治していただけ。

宋嵐や一般人を殺めてしまったのは、薛洋の罠にかかってしまったから。

両目を失って無ければそれを回避できた。

自分が視力を失うなんてことにならなければ、暁星塵が両目を譲ることもなかった。

暁星塵が薛洋と義城で会ってしまったのは、暁星塵にもう二度と会いたくないと言ってしまい袂を分かってしまったから。

あんな風に言わなければ、暁星塵は町から一人出ていくこともなく薛洋に騙され罪を犯すこともなかった。

 

全て、自分が不甲斐ないばかりに。暁星塵に罪を犯させてしまった。

暁星塵は何も過ちを犯していない。

人々を救うために戦っていただけ。親友を助けようとしてくれただけ。町で普通に生活できない者たちに優しくしていただけ。

その行動、信念に、何も過ちなどなかったと。

 

己のしたこと

暁星塵と魏嬰も似てるな。

暁星塵と同じように親友に自身の一部を与え、そのせいで力を失くした。

暁星塵は失った目の代わりに剣の能力に頼るあまりそれを利用され、本来守りたい人々を己の手で斬っていった。魏嬰も失った金丹の代わりに鬼道の力を使うようになり、その力を狙われ、守りたい人々を死なせてしまう。

そして親友に拒絶されるところも同じ。どちらもそのきっかけが、よかれと思って自身の一部を譲ったこと。

宋嵐はそれを知ったが江澄は知らないまま。しかしどちらも親友と袂を分かつことになった。結果は同じだった。

そして絶望の中、死んでいったのも同じ。

魏嬰は運よく蘇ることが出来たが、暁星塵はそのまま。

 

どちらも苦しんでいる親友を救いたかっただけ。しかしその行為は正しかったのか。

自分を犠牲にする人が、他の誰かを救う事なんて出来るのか。自身が犠牲になるのは構わなくても、その姿を見ている人の気持ちは救われるのか。

 

最後に

最初見たときは結局この義城編は何だったんだ?黒幕出させるため?と思ったが、魏嬰に過去に己がしたことを再認識させるためだったのかな。

というか原作ではこのあと蓮花塢が滅ぼされた時の事が明かされる流れなんだろうな。この事件の内容と魏嬰が金丹を江澄に譲る流れ似てるし。

義城編で1冊分くらいみたいだしその分量なら計算があう。(3巻の冒頭は見てる)

 

そして次回酔っ払い藍湛あるのか!カットかと思ってたから嬉しいw

 

あと薛洋が飴くれると嘘ついた男を探し当てたとき、仇を探してる人に教えてやったらよかったんじゃね?と思ったw

 

 

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