ドラマ 3年A組 1話感想と考察 周りに流されないで怒って欲しかった

卒業まであと10日。

いつも通りの朝。いつも通りの学校。いつも通りの授業、のはずだった。 3年A組の担任の柊は、クラス全員を集め突如

「今から皆さんは人質です」

と言い唯一の通路を爆破。逃げ道を完全に失った3年A組の生徒たち。 外へ助けを求めようとするも、すべて対策されていた。

この状況から解放される条件、それは半年前に自殺した3Aの女子生徒、景山澪奈は何故自殺したのか、その理由を当てること・・・。

 

初回は1時間半SP。1話で1日分。しかしいかにも孤立させてやるといわんばかりの教室の配置。何でA組だけ隔離されてるんだよw

都合のいいことにトイレは隣に配置w 普通この位置だったらA組も特別教室になるよね。 見事に必要な場所のみが配置されているなあ。しかし準備室の隣の教室は空き教室なのかな。ここをどう使うかだよなあ。鍵かかってるんだろうけど。 わざわざこの特殊空間に配置されたのだから何かあるだろう。

もしかしてそこが犠牲となった生徒が生きてたとしたら、生活する空間になってるのかも。 そうでなければ食料とか生活用品置いてるとか。

てか先生がモニターとか見てたの準備室かと思ったけどその教室なのかも。準備室には犠牲者運んでるし。準備室にモニターとかあったら生徒たちが襲撃しやすくなるし。

 

それぞれの陣営

学校で真相を探るのが3A 景山澪奈の学校生活から真相を辿る。一緒に過ごしたクラスメイトがいるので、より真実に近い。

外部から真相を探るのが刑事 景山澪奈は有名人だったのでネットの情報とか元担任の話とかから真相の補完をする。

癒し枠として他の教師 シリアス一辺倒になりがちな作品のオアシス。主に武智先生。そのためにいるとしか思えない。てか武智先生ちょっとは危機感持ってw

 

用意周到に準備されている

通信手段・・・ケータイ全員没収。隠し持っていたものも。 ・・・強化ガラス。外から中が見えないよう細工もされている。鍵も開かないようになっている。 防犯・・・各所に監視カメラや盗聴器、爆弾など仕込まれている。外からの進入にも赤外線などで対策済み。

先生1人に対し生徒29人いるので数で押せばいけると思われたが、先生はアクション俳優目指していたこともあり、体術も優れている。5人ほどで向かったが難なく返り討ちにされた。

 

でもこれ電気系統ダウンさせたら勝機あるんじゃ。爆弾は先生の腕時計が起爆スイッチだけど監視用のモニターとか教室の電気とか消えたら夜なら襲撃できないか?

こっち29人いるんだし寝てるところ狙えばなんとかなるんじゃ。生徒の方は交代で寝ることもできるし。先生だって一睡もしないわけはないだろうし。

 

宇佐美香帆はさくらに嫉妬していた

ある日の放課後、香帆は澪奈に一緒に帰ろうと誘う。しかし先約があるからと、澪奈はさくらと腕を組み帰る。 その様子を見ていた香帆はさくらに嫉妬の表情を向ける。

澪奈と仲が良かったのは?

今回、澪奈と仲が良かった子の話になり、そのとき香帆の名前が挙がった。

「まあ、この中じゃ一番仲良かったかな」とまんざらでもない様子。 しかし「いや景山さんと友達だったの茅野ちゃんでしょ」という声が。

このときの香帆の表情・・・。

さくらが何かしゃべろうとしたら 「別に茅野だってそんな仲良かったわけじゃないよ。ねぇ?」と遮るように言う。 「・・・うん」としか言えないさくら。

ドーピングのうわさが広まったとき

香帆は澪奈に冷たい態度。これは友情を裏切られたと思ったからなのか。

澪奈の自殺の原因が、クラス中からいじめられたからとさくらが話したときも 「まるでうちらが自殺の引き金ひいたみたいじゃん」 「大体自分が一番の親友みたいに語っちゃってさ。そういうのマジでむかつくんだよ」

 

果たして香帆は澪奈のことを純粋に友達と思っていたのか、「有名人と仲いい私すごい」という優越感を味わうために付き合っていたのか。

 

何故先生はこんなことをするのか

澪奈は、確かにクラスメイトに無視され友達に避けられ、深く傷ついた。しかし亡くなった理由ではなかった。 何故わかるのか、それは本人から聞いたから。

それ聞いて、「これって景山澪奈自身が考えたものなのかも?」と思った。

だからこそ先生の、 「そして、変わるんだ。悪意でまみれたナイフで、穢れなき弱者を傷つけないように。変わるんだよ!」

「変わってくれ・・・」

という言葉が出たのかも。このときの先生辛そうだったし。 辛いことから目を背けずに、向き合って乗り越えて欲しいと。それが景山澪奈の最後の願いだったのかもしれない。先生はそれを叶えようとして行動しているのかも、と。

 

最後に出てきた美術室に置いてた絵も気になる。先生が描いた澪奈の肖像画は切り裂かれていた。しかし切り裂かれていた先に、もう1枚絵があるのに気づく。 切り裂かれた1枚目は寒色系で無表情だったが、2枚目は暖色系で笑顔の澪奈の表情。それをさくらに見せるのが目的で美術室に呼んだのだろうか。

最初に澪奈を描いたのは順調だった頃の澪奈、しかしドキュメンタリーを撮る頃にはもう澪奈はいろいろ悩んでいたのではないだろうか。だからこそ撮った映像をダビングしてくれと言ったのかも。他の場所でもこの表情だったのか、と。もしくは澪奈に対するクラスメイトの様子。

 

最初の犠牲者

しかし特殊部隊が侵入してきたことを知り、最初の犠牲者を指名する。

選ばれたのは、同じクラスの女子と付き合っているリア充の男子生徒、中尾蓮。

これ刺すところ見せなかったのは規制なのか意味があるのか。女子は眼を背けてたしあんな状況で冷静に見ることができる人もいないだろうし。 よくあるナイフ出し入れ可能で刺したと見せてそうでなかった、という可能性もある。

犠牲者は気絶してたから気づかなかったかもしれないし元からグルだった可能性も。

 

まだ掘り下げもしてないのに退場になるかなあ。まだ全員の顔覚えてないのに。

最初誰がやられたのかわからなかったが、彼女来たからリア充の男子とわかったのでそこはわかりやすい人物でよかった。

この後彼女の回想で出てくるだろうし。彼女が復讐心を持ったりするかもしれない。

しかしこの中尾蓮君、協力者という可能性もある。 準備室に引きずっていかれたけど、生徒たちは普通死体があるところに近づこうと思わないし先生の領域だから近づけない。安全地帯だ。

それに今回爆破された廊下を一人見つめていたシーンもあった。関係者だとしたら何か確認とかしてたのかもしれない。

まあ本当に殺されてたとしたら彼は景山澪奈の件に関しては無関係だった、ということなのだろう。先生は真実を知ってるようだし、もし今回の犠牲者が澪奈の自殺のきっかけとかだったら殺してしまったらもう解明されないし。

 

最後に

EDは本編と打って変わって明るい学園生活の写真が。ギャップがすげえ。

しかし謎が解決したと思ったら新たな謎が。誰がうわさを流したのかってのが次回みたいですね。まあ水泳部の部長だろうね。今回澪奈が新記録だしたときの表情見たらね。

 

このドラマを見た印象。人狼と絶縁のテンペストの愛花ちゃんとひぐらしダンガンロンパを混ぜ合わせた感じ。

ドラマだと悪の教典家族ゲームを思い出す人が多かったようですね。