ドラマ 3年A組 10話感想と考察 全ての真相が解明。向けられたメッセージ

3月10日。最後の日。この日天候良くてよかったね先生。

雨や強風だったら屋上で配信なんて無理だよ。

 

先生を撃ったのは警察だった。マスコミも来てるのにいいのか。

しかし先生は生きてた!防弾チョッキを着ていたので無事。用意周到だな。ヘッドショットされてたらやばかった。

明日の朝8時にライブ中継を使って全ての真相を話す、もし邪魔をしたらこの校舎を全て爆破すると言う。どんだけ爆弾つけたんだ。

もう先生ボロボロじゃん。頭怪我してるし手の甲はさっきぶっ刺しちゃったし郡司刑事との戦いでのダメージも残ってるだろうしガンで体力減ってるし。後に郡司さんから腹パン食らうし。

 

屋上での宣言が終わった後、郡司刑事は階段の踊り場で本当の目的を聞かせろと言い、それに答える先生。教室戻ると思ったが爆破してたんだったな。あと約8時間。 「ゆっくり語ってもお釣りがきますね」

話が終わったのは朝日が昇る頃でした。

おいおいお釣りくるんじゃなかったの?夜通し話してたの?そんな時間かかる内容じゃなかったでしょ。

二人ともうつらうつらしていて「今どこまで話しましたっけ?」とか繰り返していたのだろうか。

それとも「やっぱ眠いから仮眠とってから話聞くわ」ということになったのか。

 

事件を起こした経緯

先生は文香の父、孝彦に文香がああなったのはベルムズのせいだと告げる。しかし文香の容態が悪くなったため、事を荒立てない方がいいのではと消極的になる孝彦。

先生は武智を野放しにしないために魁皇高校の面接を受け、そこで証拠を掴み犯罪を暴くと言う。

だが初日から先生はガンを再発し、治療に専念するため時間を無為にしてしまう。

これ学校側も困るだろ。新しい先生来たと思ったら休職とは。

 

ある美術の時間、逢沢君は澪奈のフェイク動画を見ていた。逢沢君は彼女はやってないと言う。

そのときの様子他のクラスメイトも聞いてたんじゃ?気にも留めなかったか。つか授業中にスマホ見んなよ。

フェイク動画という言葉に反応する先生。そして前回で説明していた流れに。

医者からはあと1年の余命だと告げられた直後、澪奈の死の連絡が入る。

 

先生は犯人が武智だとわかっていたのに澪奈を救えなかったと孝彦に相談。

「負の感情に流されちゃいけない。これを、明日の活力に替えるんだ」 これ孝彦の言葉だったか。

その言葉を聞き、先生の考え方は変わる。

 

その後、先生は今回の計画のことを既に孝彦に告げていたらしく、どこかの個室で会う。 「本当にやるのか」と孝彦は確認する。覚悟は変わらない。

すると孝彦は五十嵐刑事を紹介する。この人が仲介者だったか。文香の本当の父と言うことで普段から交流はあったということか。

孝彦の功績でけえ。フェイク動画のことや爆薬調達や警察との協力とりつけたりとか。この人いなかったらこの計画無理だったな。

先生と初めて会った五十嵐刑事は確認する。 「お前のやろうとしていることは復讐なのか」 「いえ、これは文香や景山澪奈のような犠牲者を出さないようにするための救済だと思っています」

その言葉に納得し話を聞くことに。

 

夜の学校に侵入し、3人で爆弾の位置などを決める。

「爆弾の数は出来るだけ多くお願いします」

孝彦「うちのスタッフに設置場所考えてもらおう」

五十嵐「窓は強化ガラスに替えた方がいいな」

内容がアレじゃなかったら何か文化祭の準備してるようにも見えるw

 

あの日の真相

澪奈が自殺した日、会っていたのは自分だとさくらは告白。

そしてあのビルへ。あそこ二人が談笑してた屋上か。てか何で普通に入れんだよ。管理者しっかりしろ。屋上じゃなかったら大丈夫だったかもと思ったが地上だと車道に飛び出していきそうな気も。でもまだそっちのが助かる見込みあるな。

 

さくらは澪奈と話をしようとしたが途中でタイミング悪く着信が。

そのとき澪奈は様子が変わるが、音で反応したわけではなくスマホをいじる仕草で反応したよう。

突然澪奈は「やめて・・・」と言い後ずさる。さくらはわけがわからない。

澪奈は後ろを向いて、誰もいない方を見て「何でそういうこというの?」「何で私を責めるの」

そしてさくらの方に向かって 「わかってる。さくらは味方だって。でもダメなの。みんなが敵に見えて。そんな風に思う自分が嫌で、たまらなく嫌で、だからもう、無理なんだ」

そう言うと澪奈は柵を乗り越え飛び降りる。何とか間に合い、手を掴むさくら。

しかし苦しい、限界だと言う澪奈。

「楽にさせて」

その言葉にさくらは・・・。

 

運命の朝8時

先生が屋上に現れる。

マインドボイスではみんな好き勝手にコメントしている。叩く気満々。

そんな彼らに、先生はまずあの武智が澪奈とビルに入った動画を見せる。あれには続きがあった。

今まで流れていたものと同じく救急車が来たとこで終わったかと思ったら「カーット!」という声が。そして先生と女子高生も戻ってくる。

最後にスタッフの「はい、フェイク動画の完成です」の声付きw

よかった、勝手に防犯カメラつけてたわけじゃなかったんだね。そしてクリーニング屋さんはマインドボイスしてない。してたら「あれ?この動画この前撮影してた・・・」と気づくだろう。

 

前回の答え

先生が立てこもった最大の理由 SNSによる暴力を世に知らしめること。フェイク動画を作って状況を二転三転させることでいかに自分たちが不確かな情報で踊らされているかを自覚させる。

景山を殺した、本当の犯人は SNS。マインドボイス。澪奈はフェイク動画を流された後にマインドボイスで受けた誹謗中傷の数々に耐えかねて、命を絶った。

 

フェイク動画は1次災害に過ぎなかった。

「武智が作ったフェイク動画は確かに悪質だ。しかしそれがすぐに間違いだったと理解してもらえれば、景山の心は、病むこともなかった

西崎君これグッサー来るな。あのとき自分がフェイク動画だと投稿してれば。それ以前に拡散してなければ。

「誹謗中傷を浴びせた2次災害こそが、景山を死に追いやった原因なんだよ」

 

マインドボイスに澪奈の本当のファンはいないのだろうか。フェイク動画だと知ってよかったとか嬉しいとか。あと先生を擁護する人も。みんながみんな誹謗中傷だからね。でもこういうとき違う意見を言うのって勇気いるからな。あっても大量の悪意のコメントにすぐ流されていくか。

悪意をばら撒かない事と共に異を唱える勇気、というのも必要だな。

 

でも3Aの生徒もこの10日間の先生の授業受けてなかったら罵詈雑言浴びせてるやつらと同じだったんだよな。最初の頃ひどかったもんな。学級崩壊してるのかと。

 

必死に訴える先生の気持ちも空しくコメントはずっと悪意ばかり。それでもめげずに怒りではなく祈るように訴え続ける。

「誰か一人でいい、君一人でいい。感情に任せた言葉が、景山澪奈のような犠牲者を作るかもしれない。そう思って踏みとどまってくれたら俺が今ここに立っている意味が、そしていつかきっとその一人が十人になって百人になって千人になっていく。俺はそう信じてる!だからどうか、だからどうか、あなたに届いて欲しい

 

これで先生の授業は完結し、配信は終了される。

さくらが来たのを見て、先生は屋上から身を投げる。あの1話冒頭のように。

 

今度は救えるか

さくらは駆け寄り、澪奈のときのように手をつかむ。

先生は澪奈と同じことを言う。 「頼む、俺を楽にさせてくれ」

 

その言葉に、澪奈とのやりとりを思い出す。

「楽にさせて」

しかしあのとき、手を離してなどいなかった。さらに強く、手を掴む。

「ダメ、絶対ダメ。ずっとそばにいるから。一緒に居るから。だから生きて」

 

思い出したさくらは同じように先生にも伝える。

「お願いですから生きてください!」

しかし手はどんどん滑り落ちていく。またあの時と同じ結果になるのか。

でも、あのときとは違う。ここにいるのは、さくら一人ではない。

限界を迎えそうだったとき、甲斐の手が伸び掴む。他の生徒たちも続々と集まり先生を引き上げる。

 

これ一か八かの賭けだったんじゃ。タイミングよく落ちないとさくらに助けてもらえないし甲斐が来なかったら無理だったし。計算して落ちたのだろうか。

しかしやはりあのとき澪奈の命を助けることはできなかったな。だって今回あれだけの人数で先生引っ張り上げて、それでも苦労してるんだから一人で澪奈を引っ張りあげるなんて無理でしょ。

しかしどっちのケースも一歩間違えたらさくらも一緒に落ちてたよね。

 

みんな救われた

先生はさくらに聞く。

「お前は本当に、景山の手を離したのか」

「楽になると思って、その手を離したのか」

首を振る。

「違います。私は澪奈に、生きて欲しかった。だからその手を離したくなくて、必死につかんで」

先生はさくらの手をとり微笑みながら言う。

「な、そうだろ。お前は離さなかったんだよ。この小さな手で、最後まで精一杯、景山を救おうとしたんだよ。だからもう、自分を責めるな。いいな」

先生はさくらの心も救った。

よく頑張った、と抱きしめる先生。

 

まだメガネのは続いてたようで、配信終了するときメガネを外し、助かった後またかけた。

死ぬつもりはなかったようだ。

「死ぬのは、怖いな」

単純に死は怖いと言ったのか、これから迫り来る余命のことを言っているのか。

 

武智先生は校長に諭された後、柊先生の屋上での訴えを聴き、罪を認め償うことを決める。

宮城刑事に連れられ学校に来て先生のやることを見届けた文香の前に行き、謝罪する。澪奈のことも反省したようだ。

武智先生も救われた。

文香も救われた。先生の言葉もだが、元凶である武智先生が謝ったから、ちゃんと先生の言葉は届いたと思い少しは気持ちが軽くなったのだろう。

「私も、強く生きます」

 

フィナーレ

郡司刑事は屋上にやってきて手錠をかける。器物損害、その他もろもろの現行犯で逮捕。

でも、二人とも晴れやかな顔だった。

 

校舎から連れられ、警察が身柄を確保。文香は柊の元へ行き、礼を言う。自分のためにやっただけだよ、と微笑む先生。

そして連行されようというとき生徒たちが駆けつける。警察たちが近寄らせないようガードする。

共犯ってバレるんじゃないかと思うが先生の配信聞いて警察も空気読んだのだろう。

先生は最後に生徒たちに向かって、

「卒業おめでとう」

 

最後に

その後病気と闘って1年生き延びたとな。すごいね。

マイボイの身代金は全額ユーザーに返されたらしいけど手続き大変そう。

結局この事件で世の中が大きく変わったことはないらしい。まあそんな簡単に変わるわけないよね。

でも先生の授業を受けた29人は今後も道を踏み外すことはないだろう。

 

しかし先生の配信の演出よかったね。

ところどころ先生と背景とコメントだけになって、まさしく今自分たち視聴者がこの3年A組の世界に入っているように感じられた。ある意味VR

テレビで見ると大きいけどスマホとかで見てたらちょうどいいサイズだよね。

まさしく今先生に言われているようで。世界に入っていけるような。そしてこれは視聴者に向けたメッセージでもあるからね。今娯楽としてドラマとして見てるけど。ちゃんとその見てる人にも届くように。

いやあ~いいドラマでした。予想も大体当たってた。やったね。