タイトルややこしいですけど、読んだのは4章の部分ではなく4巻です。(内容は3章の最初)
前置き長いので4巻の感想を見たい方はスマホだと9回くらいスクロールしたら感想のとこまでいくと思います。
アニメ2期がね。1期はとても面白かったので期待していました。原作勢の4章の評価は割れていたけど、悪いとしてもある程度のクオリティはあると思っていました。
最後に色々明かされるから、その回収がすごいから、という原作勢の言葉を信じて心折れそうになりながらもなんとか踏ん張って見ていたが最後の方で心が折れた。
一応アニメは最後まで見たけど虚無の目で見てました。
その後色々ネットで見てみると、アニメの出来の方にも疑問を持つように。
そのきっかけがガーフVSエルザ。
最後二人が噛みつき合うとこ、あれアニメだと何故かガーフの方から噛みついてて「はぁ?」と思ったけど、原作ではエルザの方から噛みついてたみたいですね。
確かこの時の戦いでエルザが実は吸血鬼だった、と明かされたのでそれならエルザが噛みつくのはまあわかるからね。
身動きできない状態だったし、唯一攻撃できる手段が噛みつくこと、だったと思うし。
でもアニメではガーフから噛みついてた。しかもガーフの方が有利な状態だったので噛みつく必要も無い。
アニメは何で意味のわからない改変をしたのか。
というわけで、もしかして他のとこも原作ではもうちょっとマシなのでは・・・?と思い原作に興味を持ち始め、とりあえず4巻を読むことに。
何で4巻なの?
アニメ2期の部分である4章の巻から見てもよかったんですけど、小説のアニメ化ってやっぱカットされてる部分が多いんですよね。
4章読んで不満に思うところがあっても、それ以前の章で描かれてた内容かもしれない。
そうなるとちゃんと判断出来ないので、やはり1巻から読んだ方がいいのではないか?ということに。
では何故1巻からではないのか、というとクオリティの確認ですね。以前Web版の3話目くらいまで読んだことあるんですよ。
そのとき2話目くらいまでの時点で「ウザい」と思ってしまってね。アニメ1期ではスバルの事ウザいと思ったことなかったのに。
ちょっと戸惑いましたよ。
そしてアニメとの違いを考えると文章がウザいという結論に。
実はWeb版を最初に見たのは3章のエミリアとの決別するとこなんですよね。アニメ見たとき我慢できずにそのシーンのとこだけ見たのよ。
アニメと同じように泣いたね。最初はなろうだから不安だったけど文章ちゃんとしてたので、アニメだけでなく小説の方も良さそうだと思って安心したのよ。
だからこそWeb版の1話から見たとき戸惑った。文章がつまらん。でもエミリアとの決別シーンのとこは良かったので、そのシーンだけが良かったのか、序盤の方だけが悪いのか判断つかない、ということで4巻からに。
その頃になると文章も書き慣れてくるだろうしね。
ほら、原作が漫画のアニメを見て、そこからハマって原作の1巻見てみたら絵柄違う・・・ってのよくあるでしょ。あんな感じでまだ書き方掴んでないんだろうと。
なのでこの巻だと3章の最初の巻だから入りやすいし、3章までは内容面白いのはアニメで確認済みなのでね。
4巻の感想
アルが異世界人だってことがこの巻で明かされてて驚いた。てっきり5章くらいの内容かと。
まあアニメの範囲ではそれが関係する事柄起こらないしね。4章でも。だからアニメ1期ではカットされてたのか。
そしてリゼロの世界のこともちょっと明かされてたのも驚き。アニメだとほとんど明かされてなかったから。
リゼロの世界は平面みたいなものなのかな。端っこいくとその先はないみたいな。
それからロズワールが暗躍してるっぽい感じもあったね。アニメではあんまそんな感じしなかったけど、小説の方だとわかりやすくなってる。
ここで何かロズワール怪しいぞ・・・と思わせてからの4章での答えだからね。ここは良いね。
アニメでも確かに2章とかでロズワールが何か企んでる感じのはあったけど、3章はそんな印象なかったような。領地を交渉に使うのだってアニメでは一任されてたって説明なかったし。
そう思うと小説の方ではロズワールの胡散臭さが着々と積み重ねられてたんだなあと思った。
文章
ラノベって感じで普通に読めた。くどいと思うとこもあるが、作者の持ち味と思えばそこは好みの問題か。
全体的には良かった。サクサク読める。
しかし路地裏でのやり取りは読むのもう止めようかなと思うくらいクッッソきっつかった。
でもエミリアとの決別シーンやここまでの文章を思い返して何とか踏みとどまり、どうにかこうにか読んだ。路地裏終わったらまた普通に読める内容になったのでよかった。
交換
そしてユリウスとの決闘のとこ。順調に読み進んでいたがある言葉に引っかかった。
「 交 換 」 っ て 何 だ ?
どうやら視線を交わす意味合いで使ってると思うけど、そういうので「交換」ていうのは初めて見たような。
「交換」って相手とこっちのものを入れ替えるって意味でしょ?
VSペテルギウスのときみたいな状態だったら、確かに二人の視線は交換してると言えるが、今のこのときはそういう状態じゃないし。
最初は「交錯」の間違いかな?と思ったが、この後も何回か出てきたけどまた違う意味合いって感じだったので「あれ?」と思った。
そしてプリシラとアナスタシアのとこで、視線を交わす表現を「交換する」という言葉を使ってたのだとわかった。
一応グーグルで検索してみたけど、視線の表現で「交換」てのは無かったので間違えて使ってるんだなと。
これ編集が仕事してないのか、チェックしてても気づかないのか。
まあ私も初見ではスルーしてたとこあったけどw後から確認のため見返したとき気づいたけど、ユリウスとの初対面のとこでも『決して友好的ではない笑みを交換し』と書かれてた。
久々にロム爺と再会したとこでも『挨拶の代わりに軽口を交換し』とあった。
いや、こっちは「交換」でもおかしくはないのか・・・?言葉のキャッチボールと言う言葉もあるし。・・・考えすぎたらどんどんわからなくなる。でもどれも「交わす」にした方が無難だと思う。
後に一応ツイッターでも検索してみたら、アイドルに目線送ってもらう内容のことで「交換」てのあるみたいですね。
確認のためさっき検索してみたら検索ワード前回と違ったのかわからんけど引っ掛からなかった。前の時はブワーっと出て来たのに。
ちなみに最初に引っかかったユリウスとの決闘のとこではどのくらいあっただろうと確認したが、見つからなかった。
ユリウスに練兵場に連れてかれたときの『剣呑な皮肉を交換して十数分後——』のとこだけだったわ。
プリシラとアナスタシアのとこまでに何回か見たと思ったんだけどなあ。王選の説明の最後の方~決闘の決着つくまでを何度見直してもなかったわ。あっれー?
決闘の最中なかった?初見時では、ここまでせっかく順調に読み進んでいたのに何度も躓かされる思いをしたってのに。
エピローグ
エピローグって章の終わりにあるやつだと思ったので違和感がある。4巻としては終わりだけど3章としては始まったばかりなので。3章が終わった後にあるのならいいんだけど。
もしかしてこれ毎巻エピローグあんの?
エピローグの内容自体は良かった。
アニメと同じようにエミリアとの決別のとこで終わらせた方がいいのに、と思ったけど読んでみたらこの終わり方も良い。
他の陣営はすでに水面下で戦いが始まってるんだぞ、という感じで。
エミリア陣営は未熟なのに内輪もめしているという、スタートラインにも立ってないような感じがしていいですね。他の勢力との差が明確に出ている。
最後のフェリスとユリウスが宣戦布告しあうとこも好きですね。
文章の評価
文章は大体良かった。
でもやはり厨二って感じでクサイとこはあるし読むのキツイとこあるし言葉の使い方も「ん?」って引っ掛かるところがありますね。
まあ厨二なとこはラノベって感じで別に悪いわけではないけども。
王選の説明のとこは好き。シリアスなときの文章の方が好きかな。あとフェルトとラインハルトのやり取りも好き。
スバルが調子乗ってるときがキツイかも。現代知識披露してるとことか。
まあリゼロでは現代知識使うとこそんな無いから大丈夫だろう。1章の携帯のとこは価値を高め取引に持ち込む為のものだから大丈夫だろうし。
3章はこの先シリアス展開が続くので、読むとしても文章にイラっとすることは無さそうだからそこは安心。
判断が難しい
リゼロの評価って難しいんだよね。面白いとこは面白いんだけどイラっとするところもある。
読者の感想も真っ二つに分かれてるイメージ。
この作品全体が「面白い」と「つまらん」に分かれてるだけでなく、3章までと4章で感想分かれてるのもあるからなあ。
「1~3章はつまらなかったけど4章は面白かった!」と言う人もいれば
「1~3章は面白かったけど4章はつまらなかった」と言う人もいる。
判断が難しいのよね。これが片方に偏っていたら分かりやすいんだけど、半々のイメージ。
あんまりこう半分に分かれてるのってないんだよな。大体どちらかに偏ってるもんなんだが。
文章も「読みやすい派」と「読みにくい派」いるしね。読んでみたらどっちの意見もわかるわ。両立してんのよ。
最後に
色々書いたけど、読み終わったときに「他の巻も読みたいなあ」とは思わされた。
なんだかんだ言って私はリゼロが好きなんだろうなと思う。
だからこそ4章の出来にがっかりした。可愛さ余って憎さ百倍よ。期待値が高かったのかもしれないが。アニメ1期が面白過ぎたのがいけない。
そうそう、確認のため見返したときは路地裏でのやり取りはイラっとはしなかった。確認のためにザーッと見たからかもしれないし、1回見て耐性ついてたからかもしれない。やはりリゼロは判断がしづらい。