浪費は悪いことだと思われるが、小さい時にさせて学ばせた方が小額ですむ。
働ける年になって給料を手に入れてから浪費してしまうと、大変なことになる。
だからこそ、散財するなら小さい頃に済ませておくほうがいいのだ。
小さい頃ならお金を稼ぐ手段もお手伝いくらいしかないし、後はお小遣いとかお年玉とかだろう。いずれにしても、毎月数万も手に入れられるわけではない。
小さい頃にお金がなくなって困る経験をすれば、そこでお金との付き合い方を学ぶことができ、ちゃんと考えてお金を使うようにもなるだろう。
私は中学の頃散財したがこのとき経験できてよかったと思う
普段からあまりお金を使わなかったので貯金は結構あった。
そんな時アニメにはまり、アニメグッズを買うようになった。お金はたくさんあったので、もう何でも買えそうな気がした。
そんな状態だったのである日貯金がほとんど無くなってきたことに気づいた。何故こんなに底をついてきたのか最初わからなかった。だってそれまでは欲しいものを買ってもそのあとまた買わない日々が続いたので貯金はあまり減らなかったからだ。
しかしこんな状態を数ヶ月も続けていれば無くなるのは当然である。そのとき、お金ってこんなにすぐに無くなるんだ・・・と気づいた。ちょっと絶望した。ホントね、あんなに減ったことなんてなかったもの。
お店の商品全部買えるかも!なんてそんな浅はか過ぎる考えは無に帰した。何であのときあんな風に思えたのだろうか。到底そんなお金は最初からないのに。
それからはちゃんと買うべきかどうか考えてから買うようになった。
考えて買うようになったら色々気づくことがあった
そうなって気づいたのは、同じ絵柄を違うグッズで使いまわししていることに気づいた。それまでは、絵柄とか見て気に入ったら買っていた。私は買ったことで満足して、使ってなかったのですぐには気づかなかった。汚れるの嫌だし。
カレンダーなども書き下ろしでないことが多いことにも気づいた。それでも、デザインが気に入れば買うこともあった。これは自分で納得して選択したことだから良い。
中学生の頃だったのでまだ大人の散財に比べればマシなほうだがそれでも結構な痛手だった。ちなみにグッズは今も押入れの中の肥やしになっている。でも当時散在しているときでなければ買わなかったろうなというものが多いので久しぶりに見ると懐かしく思えるところはよかった。使い道はなく眠っているが。
これが大人になってからだと散財する額は当時の比ではなかっただろうし気づくのにも時間がかかっただろう。だってお給料として結構な額が毎月入ってくるのだから。そうなればさらに使っていた額が増えたことだろう。
学ばなければ意味は無い
とはいっても浪費すればいいってもんじゃない。
浪費なんかしなくてもお金との付き合い方がちゃんとしているのならそれに越したことはないだろう。
でも浪費してしまうのならば子供の頃の方がいいのだ。その頃ならまだ親の言うことも聞きやすいし。浪費したあと学ばせたらいいのだ。
浪費と言ってもガチャとかで親のお金を使わせたらダメだよ。あくまでも子供自身のお金じゃないと。自分のじゃなかったら痛手はないからね。
子供の使うお金には極力口出しはしない
もらったお小遣いをすぐにお菓子やおもちゃに使ったとしても、それはそれでかまわない。本人が選んだのだから。小さかったとしてもその子がそれを選んだのだから。
まあそれでも最初に「今買ったら次欲しいとき買えなくなるかもよ」とかちゃんと今使ったらどうなるかを教えとかないとね。それでもなお選んだのならそれでよしとする。
そしてお金がなくなったとしても、次のお小遣いまであげない。もらえないとわかると、次からはちゃんと計画的に使おうとする。
お金を道に落としたとしても、落とさないようにどうすればいいかを考えさせるいいきっかけになる。ちゃんと持ち物に注意するということを覚えさせるいい機会になる。あとは落し物をしたときはどこに言いに行けばいいのかとか。
ちなみに私はズボンのポケットに千円札を入れて無くしたたことがある。入れた後落としたのか、入れるときにちゃんと入ってなかったのかもわからない。それからは絶対にズボンのポケットにお札は入れないようにした。一万円札じゃなくてよかった・・・。
これらの授業料は子供の頃だとまだ小額ですむ。
例えば、子供の頃の1万円と大人にとっての1万円は価値が違う。でも「多額のお金を失った」という感情は同じ。そこが大事。
最大の敵
この作戦の最大の敵はおじいちゃんおばあちゃんである。
かわいい孫がせがんできたらすぐに与えてしまうから。特に近所に住んでいる場合は大いに注意が必要。
もちろん一緒に住んでる家族にも、安易に与えないよう言っておくべきである。