ホーム・アローン1、2を大人になってから見返してみた

子供の頃に見たときはすごく面白かった印象。特に1が好きでした。

大人になった今見返してみると、いろいろとやべーな・・・と。

 

主人公は8歳のケビンという少年。 彼を演じたマコーレ・カルキン君はこの映画で世界一有名な子役になったそうな。

簡単なあらすじ

ホーム・アローン ケビンがクリスマスの家族旅行にうっかり置いていかれて一人で留守番している間に泥棒がやってくることを知り、持ち前の頭の良さで家にあるものを駆使してトラップを張り撃退する話。

ホーム・アローン2 前回から一年後のクリスマスの家族旅行に今度はうっかり違う飛行機に乗ってしまい一人でうろちょろしている間に泥棒と再会してしまい、改装中の親戚の家にあるものを駆使してトラップを張り撃退する話。

大体映画は序盤は説明とかでだるくなりがちですが、 1は序盤からドタバタしていて飽きないで入り込めるのは良かったです。中盤少しダレて終盤で泥棒との攻防で盛り上がります。 2は前半ダレて後半で盛り上がるという感じです。

1も2も話の流れは全編を通して似通っています。

 

ケビンが一人になってしまった理由

普通子供がいなかったら気づくだろ、と思いますがこのときケビンの家には親戚含め11人の子供がいて、さらに寝坊して飛行機の時間に間に合わないとバタバタしていて点呼のときに近所の子供を数に入れて数えてしまったためそのまま行ってしまう。

2ではその辺は学習してちゃんと確かめましたが、前と同じく寝坊していたので空港を全員全力ダッシュしていたため途中ではぐれてしまい、似たようなコートを着ていた人を父と思いケビンはそっちへ。 何で一番年下の子を最後尾につかせてたんですかねえ。

 

泥棒へのトラップが過激

1のときにもちょっとやりすぎだな、と思うところもありましたが、まだマシな印象でした。

2ではちょっとシャレにならない感じになってドン引くレベルです。子供の頃は面白いと思ってたのになあ。大人になったから見る目が変わったのか時代なのか・・・。

普通にケビンが○人者になるんじゃないかってくらいのトラップばかりでね・・・。コメディじゃなかったら助かってないよ。もうアラレちゃんの世界ですよ、あれで生きているのは。

今見たら2は「ないわ~・・・」て思う程のレベル。トラップがね。2は泥棒に同情してしまう。 1から思ってたけどよく8歳であれだけ思いつく設定にしたな。2は1年後だから9歳か。 1で人気出たから演出が過激になったんでしょうね。今だったら出来なさそう。時代だな。

 

周りの人に恵まれないケビン

しかし家族親戚の中でのケビンの扱われ方ひどすぎない?特に伯父さん。よく甥っ子にそんなこと言えるもんだ。 2では明らかにケビンの兄がちょっかいかけたからなのにケビンだけが怒られる。 クリスマスの合唱会で、ケビンのソロのときになったら後ろにいたケビンの兄が、頭の後ろに人差し指出して鬼の角、みたいな感じのことやってた。

それを見ていた周りの大人の客も笑っているし親も見て知ってるはずなのに、後ろを振り向いたケビンが気づいて兄を突き飛ばしたら、ドミノ式にみんなが倒れていった。 でも怒られたのはケビンだけ。理不尽でしょ。

 

最後に

この映画は、 「家族も周りの大人も知らない。僕と、仲良くなったあの人だけが知っている秘密の冒険」

という子供の冒険心と人知れず悪者を退治するヒーローという夢を見させてくれる物語ですね。

普段は弱い立場である子供でしかもみんなから疎まれてる。でも実は強い大人をも打ち負かすことができる力を持ってるんだぞ、という展開が好きな人には向いていると思います。