セダイウォーズ 1話感想 大統領の座は誰の手に!?近未来型バトルロワイヤル開始!

団塊、バブル、ロスジェネ、ゆとり、ミレニアル・・・。

あらゆる世代が大統領の座をかけてVR空間で戦う、新感覚バトルロワイヤル! 果たして勝者は誰になるのか・・・。

 

舞台は近未来の日本。世代間の溝が深く、不満は全て他の世代のせい、という考えが蔓延していた。

そんな中、世間ではNTMY(ネトマイ)というアプリが流行っていた。アクセスすると、何を言っても全肯定してくれる女神が現れる。人々は癒しを求め、NTMYに依存するようになる。

依存しているのは国民だけではない。総理もだ。

何で自分だけこんなに辛い思いをしなくちゃいけないんだと愚痴る総理に、みんなにも総理の苦しみが分かればいいのよ、と女神に言われセダイウォーズ開催を思いつく。

 

NTMYをやっていなかった主人公の悟は、顧客の修から勧められ登録することに。

アプリを使うにはGEN登録をしなければならない。世代や趣味などを入力する必要がある。めっちゃ質問項目が多いらしい。こうやって個人情報が流れていくのね・・・。

てか悟、顔まで開発者(?)に知られているけど登録に写真もアップしないといけないのかよ。怖いわ。

 

SEDAI発表

その後、緊急警報放送で全国民にセダイウォーズ開催を発表する。行動力の化身!

周りは何故止めないのか。長官だけ止めようとするも、カメラに触ろうとすると感電して倒れる。秘書は驚いて駆け寄るが、総理は不適な笑みを浮かべただけで放送を続ける。

 

次々と発表されていく代表者。いつどんな方法で何を基準に選んだのかはわからないが、裁判員制度のように無作為に選ばれるのだろうか。拒否権は無いのだろうか。

そして何でみんなしてテレビ見ているのか。見てない人がいてもおかしくないのに。仕事中や学校でも普通に見てる人いるし。

戸惑いながらも総理官邸に集まる代表者たち。修は悟を見つけて声をかける。味方かな。そして修と哲也は因縁がある様子。バブルとロスジェネか。

 

今回は選ばれた人たちが集まったところで終わったけども、次回でVR空間でのバトルかな。

しかしテレビで代表発表されたけど、同姓同名の人なんてわんさかいるだろうに何故みんな特定されるのか。読みが同じで漢字が違う人かもしれないのに。顔も公表されて無いのに。

名前と世代しか公表されてないんだから、大統領なりたい人が「我こそは」と現れたりしなかったのだろうか。描写されてないだけであったかもしれない。

 

しかしこれ議会通してないと思うんだが。いつから日本は独裁国家になったのか。

まあこまけえこたぁいいんだよ!の精神ですね。

 

しかし画面が暗くて陰鬱としていますね。この世界の人たちは未来に希望が持てずに暗いからそれを表現してるのかな。だとしたら後に明るくなってくるのだろうか。画面暗いと滅入ってくるぜ。

 

登場人物

・柏木悟(ゆとり)

主人公。ゆとり・さとり世代。名前がすでに悟ってる。草食系のメガネ。受身でナヨナヨ系。しかし何故か人を惹きつけてしまうらしい。主人公の必須スキルだね。

・玉川麻美(ゆとり)

おそらくヒロイン。だが公式HPのキャラクター紹介では下の方なのでどうなるやら。

悟と同じくゆとり・さとり世代。この世代は一緒くたになってるようだ。

悟の職場の先輩。セダイウォーズには乗り気でないようす。

チョベリバと発言していたが、それゆとり世代じゃなくね?年齢詐称してるのか年上の知り合いの影響とかか。

・大谷修(バブル)

バブルがまだはじけていない様子の派手な格好とテンション。タイムスリップしてきたのだろうか。

しかし陰鬱な雰囲気のキャラが多い中、彼の明るさは貴重なものになるだろう。ぜひ物語を引っ張る役をして欲しい。セダイウォーズにはノリノリで参加。

公式HPのキャラクターのところでは主人公の次に表示されているので重要な役どころだろう。悟の友人枠となりそう。今回も登場したとき馴れ馴れしく話してたから知り合いかと思った。会場着いてからも声かけてたし。

この作品は恋愛よりも友情を描く方になるのかな。

・鈴木香織(バブル)

主婦。引きこもりの娘とだらしない夫を支えるためパートを頑張っている。家庭運なさそう。

セダイウォーズではバブル時代に輝いていた自分を取り戻そうとしている。普段は地味な格好だが、セダイウォーズではジュリアナ東京を踊っているような格好になる様子。

VR空間だからその世代を代表するアバターでも作ることが出来るのかな。同じように格好変わる人があと2人いる。

VR空間では一番生き生きとしそう。

・白井優子(ロスジェネ)

独身OL。派遣で働きながら親の介護もやっているらしい。しかし1話ではずっとジムでトレーニングしてたからその設定はわからなかった。

トレーナーから「明日からパーソナルトレーナー枠、空くんですよ」「また一緒にどうですか」と肩を抱かれ誘われていたが、お金取るためじゃないかなあ。騙されちゃいかんぞ。

気の強い女性で、子供の頃アイドルになりたかったらしい。VR空間ではアイドルの格好になる。聖子ちゃんカットかな。

・黒田哲也(ロスジェネ)

土木作業員。筋肉あってかっこいい兄ちゃん。陰鬱な雰囲気の多いキャラの中、人間関係は悪くないし、さわやかな感じで一番問題がなく好感度上げ上げだと思ってたら何だあの格好!?

この人も格好変わる人の一人だが、その姿が・・・スケバン刑事スケバン刑事とは、セーラー服姿の女子高生がヨーヨーを武器として悪と戦うドラマ。(原作は漫画))

そう、筋肉隆々のイケメン兄ちゃんが、セーラー服を着ているのだ。

「誰にも打ち明けられない秘密を抱えている」と公式のキャラ紹介に書いてあるのだが、 あ、そういうことね・・・。

VR空間だもの。自分のなりたい姿になれる!ここでは自分を解放できる!この人もVR空間では生き生きしそう。

・西条萌(ミレニアル)

元ジュニアアイドルの現グラビアアイドル。学校ではいじめられてる。可愛いから嫉妬されてるのだろう。教室内女子しかいなかったのでおそらく女子高。共学だったらまだマシだったかもと思ったが、同級生にグラビアアイドルなんていたら変な目で見られそうなのでやはり女子高でよかったのだろうか。

この子が大統領になったらどうなるか興味あるが、優勝はしないだろうな。

・筧翔太(ミレニアル)

中学生。最年少。親は共働きっぽく、テーブルの上にお金置かれててそれで何か食べなさいという家庭環境。家族の愛情に飢えていると思われる。

バブル世代の主婦の鈴木香織が彼を気にかけるようなので、おそらく擬似家族愛が育まれると思われる。あっちも家庭環境悪いしね。

・山尾茂(団塊

精神論と根性論の頑固親父タイプ。奥さんを亡くして覇気の無い毎日を送っている。

セダイウォーズに参加することで、かつての日本を取り戻そうと奮闘する。

・小川清(団塊

調子のいいおっちゃん。愛想は良いが軽薄らしい。同世代の茂と仲良くなろうとするも性格が違うからか相手にされない。

この世代の参加者は他と違い男だけ。女の方が平均年齢高いはずなのに何 故 だ。

 

・安藤直樹(総理)

NTMYなんか興味ない!という空気を出したくせに自分もドップリ漬かっている内閣総理大臣

漫画のキャラクター、ライラ姫の抱き枕を職場に持ち込み、誰もいないときに出して癒されている。ライラ姫にぞっこん。奥さんには尻に敷かれている。

超短期間でセダイウォーズの準備を整えるあたり有能だろうが、勝手にそんなこと決めていいのだろうか。

・フードの男(黒幕?)

後姿しか現していないが、NTMYの開発者っぽい。暗い部屋に一人でパソコンいじってる。この人物がセダイウォーズの参戦者を決めたと思われるので総理の知り合い?

公式HPのキャラクター紹介に載っていない。焼け跡世代の謎の爺さん(トイレで悟と遭遇)は何故か載ってるから、もしかしたらその人が正体かもしれない。でもそうだとしたらパソコン扱えすぎだろ、と思うし後姿若く見えたからやっぱ無いだろうな。

 

最後に

おそらくこの物語は他の世代との交流を通し、相互理解を深め、お互いの立場を思いあうストーリーになるのではないかと。

若者は年長者から元気ややる気を貰い未来に希望を見出し、年長者は自分たちが社会と向き合ってこなかったから若者のやる気や元気を奪ってしまったのだと思い、より良い社会になるよう尽力するようになったり。

最終回では1話との対比として、曇りがちで暗かったシーンが青空で明るくなり、冒頭で婆さんが女子高生に笑われてたシーンも女子高生が「大丈夫ですか」と気にかけるシーンになるかもしれない。

この作品はギャグと見せかけた、社会に対するメッセージを送る作品になりそう。